鹿児島県 獅子島

獅子島（ししじま）は、不知火海（八代海）に浮かぶ天草諸島を構成する島の一つで、雲仙天草国立公園に指定されています。鹿児島県の有人島では最北端、熊本県の南西に位置する人口約689人と小さな島です。

主に栽培されている農作物は「紅甘夏」や「馬鈴薯」、漁業は「ブリ」「タイ」の養殖が盛んで、国内有数の化石の産出地としても知られ自然が残されています。

温暖で海に面し潮風と日光をたくさん受ける為、柑橘の栽培に適しています。

池元さんはその大自然の水や空気、大地の力を活用しつつ、科学的な根拠に基づき不知火を育てています。

池元農園のこだわり

不知火を育てる池元農園さんは感覚や経験だけに頼らずその土地にあった科学的根拠に基づいて常に新しいことに挑戦されているつくり手です。

植物、土壌微生物にとって重要で、旨味成分でもあるアミノ酸と核酸を栽培技術の中心に、カルシウムや鉄分などミネラルを植物が吸収しやすいような土つくりをして、とにかく樹が健康になるように心がけて育てています。

甘味や酸味だけでなく、旨味やコク、味の奥行きを大切に深みある作品を常に目指し、一般の不知火（デコポン）の糖度が約13度前後に対して、糖度30度を目標に日々研究されています。

今までの最高糖度は約27度。
一般の倍の糖度を既に実現しており、旨味溢れる濃厚な味わいの不知火は唯一無二です。

徹底した品質の追求

お届けする不知火には表面に付着している白い斑点のようなものがあります。
これは農薬ではなく日焼け防止に使用したカルシウム剤です。
表面に付着させることで果実体質が丈夫になり、過度な乾燥防止や余計な水分の蒸散促進などの狙いもあり、棚持ち性向上の為に使用しています。

不知火とデコポンの違い

スーパー等の量販店ではデコポンという名前をよく目にすると思います。
実は不知火とデコポンはどちらも同じ品種ですが、不知火のなかでも糖度13度、酸度1度以下の基準を満たしJAから出荷されるものだけがデコポンを名乗ることができます。
デコポンは品種名ではなくJA熊本果実連が所有する登録商標でJAを通さないと使用できない商品名です。

池元農園の不知火は糖度がデコポンの基準を大きく超えており、「獅子島不知火」というオリジナルブランドとなります。

保管方法

■保存方法
収獲から一定期間保管し酸を抜いてから出荷する為、届きましたら早めにお召し上がりください。

一度に食べきれない分は直射日光の当たらない涼しい場所で保管をお願いします。
不知火を保存するには8℃前後がよく、乾燥、湿気、高温に弱いので、温度が上がる場所での保存には向きません。
暑い時期は冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。